凸凹を攻略せよ！車中泊用マットの人気・おすすめ神７
凹凸を攻略せよ！車中泊マットは厚みが命
車中泊はキャンプの人気宿泊スタイルの１つ。テント設営や撤収の手間がなくなるので、目的地に着いてからの時間をゆっくり過ごせるのが、なによりもうれしい点です。
釣りや登山の前日泊、そして気ままな旅行でも、車中泊すれば宿泊費の節約に。車中泊を宿泊手段に取り入れると、アウトドアライフにぐっと広がりがでます。
撮影：大森弘恵
問題は、果たして車中泊は安眠できるのか？ という点。車種によっては床面をかなりフラットにできますが、車内スペースは凸凹や傾斜がつきもの。そこでカギになるのが「車中泊マット」の存在です。
今回CAMP HACKでは、車中泊マットに必要な最低限スペックとして、厚さ8cm以上を想定。車中泊を快適に、かつ安眠を保証するおすすめマットを、厳選して紹介していきます！
失敗しない車中泊マット選びのために！厚み以外に見るべき3つのポイント
車中泊マット選びには、厚み以外にもチェックしておきたい点があります。おすすめアイテム紹介の前に、それら見落とされがちな3つのポイントも整理しておきましょう。
エアーの注入方法は、手動式？自動膨張式？
マットにエアーを入れる方式は２種類。1つはエアーポンプなどで空気を送り込んで膨らませる「エアーベッド」タイプ。寝室のベッドマットのように大きく、たっぷり空気が入るので厚みも十分。
フーっと息を吹き込んで膨らませるタイプもありますが、マットサイズだとちょっと大変。手動ポンプやキャンプ用の小型電動ポンプをセットで準備しておくのがおすすめです。
もう1つは、バルブを開けると自動的に空気が入っていくもの。内部のウレタンや本体の復元力で膨らむ仕組みのものが多く、インフレーター式（インフレータブル）といいます。
メリットはシャカシャカと空気を注入する手間がない点。厚さはすこし控えめなものから厚いものまでさまざま。寝心地もよく、コンパクトなものは登山やキャンプのアウトドアマットにもよく使われます。
その大きさ、クルマのサイズに合ってる？
せっかく厚みのあるマットを敷いても、隙間ができて床に頭をゴツンとなったら台無し。安眠のためには、自動車の就寝スペースの大きさを事前に把握して、しっかりフィットするサイズを選びましょう。
サイズが合う大き目マットを使ったり、人数によっては複数のマットを並べたりと、ここは工夫のしどころ。アレンジ次第で快適さがずいぶん違ってくるポイントです。
撮影：大森弘恵
収納・持ち運び時のサイズも要確認。マットによっては少しかさ張る場合も。荷物キャパの大きい自動車使用が前提とはいえ、積み込み時、ほかの道具との兼ね合いも大事です。
またインフレータブルマットの場合は、片付けのとき収納袋（コンプレッションバッグ）にギュッと詰め込むのに少しコツが必要。初心者が少し手こずるポイントなので事前に何度か試しておきましょう。
秋冬なら、断熱性もチェック
エンジンを切ったエアコン停止状態では、地面からの冷気は容赦なく車内を底冷えさせます。厚いマット内の空気やウレタン層はそれだけでも断熱性がありますが、厚みだけでは実際の断熱性能は判断しにくいもの。
そこで参考になるのがR値という指標。主にアウトドア用マットに記載されている断熱性能を表す数値です。メーカーごとにテスト条件が異なる場合がありますが、秋冬の使用では、おおむね5前後あればOKとされています。
ほかにも内部構造の工夫や独自技術により断熱性を上げている商品も。寒冷期の車中泊を想定している場合は、R値をはじめとした断熱性能にも気を配っておきましょう。
極厚だけじゃない！車中泊マット神7
それではCAMP HACKが厳選した、車中泊向けのおすすめマットを紹介します。魅力いっぱいの7アイテムをさっそくチェック！
コスパ最高！フィールドア「車中泊マット」
コスパに優れたアイテムが多いフィールドアの、その名も「車中泊マット」。インフレーター型で、厚さは5cmと10cmの2種類ありますが、おすすめはクッション性抜群の10cmタイプ。
大型22mmのバルブで空気の出入りはとてもスムーズ。車内のカラーリングにもこだわりたい人にうれしいブラウンとオレンジ、ブラックの3色ラインナップです。
サイズはS・M・Lの3種類。単体でも車の大きさや人数に合わせられますが、サイド部のホックで連結も可能。マットがずれて隙間ができるのを防げます。
もちろんキャンプのテント内で使うのもアリ。キャンプも行くけど車中泊にもこれからチャレンジしたいという方にもおすすめのお得マットです。
●収納時サイズ：(約)φ28×68cm
●厚さ：10cm
●ウレタンサイズ：(約)54×182×10cm
●重量：(約)2.7kg
●R値：ー
●材質：ポリエステル・高密度ウレタンフォーム
●カラー：ブラウン ・オレンジ ・ブラック
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快適すぎです。
つい寝すぎてしまうくらいに。
下の凹凸も分からない位だし、自動で空気入る！
申し分ないです。
出典:
Amazon
口コミ多数！オンリースタイル「車中泊専用マット」
「オンリースタイル」は車中泊専門で独自アイテムを展開している注目メーカー。「車中泊専用マット」は楽天をはじめ各種通販サイトで口コミ1位を獲得する実力を備えた売れ筋マットです。
人気の秘密は寝心地にこだわった10cmの厚さと適度な硬さ。また、サラサラ生地の表地は夏に、保温力のあるスウェード調の裏地は冬にと、表裏を入れ替えて使えるのもうれしい仕様。
インフレータブル型なので、寝る準備はバルブを開くだけ。膨らみが足りないときは、収納袋が簡易空気入れとして利用できるアイデアも盛り込まれています。
標準とワイドの2タイプのマットは、マジックテープで連結できるので車のサイズに合わせてアレンジOK。軽自動車から普通車まで、車種を問わず快適な車中泊を楽しめます。
●収納時サイズ：（約）φ20×73cm
●厚さ：10cm
●重量：3.2kg
●R値：－
●材質：ポリエステル（表地）・ノンスリップポリエステル（裏地）・ウレタンフォーム（内部）
●付属品：収納袋、収納バンド、リペアキット、ワンウェイバルブ、保証タグ
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ほとんどシートのでこぼこ、段差は感じないレベル。安眠できます、もっと早く買えばよかった！
マット界のパイオニア！サーマレスト「モンドキング3D ラージ」
キャンプ用マットのパイオニア「サーマレスト」のフラグシップ「モンドキング3D」。注目スペックは厳冬期も対応する驚異のR値11.7。上下に分かれた内部の保温層が冷気と体表の熱を遮断し、底冷えする秋冬でも安心。
伸縮性のあるビロードのような表生地は寝心地も良好。収納サイズと重量は大きめですが、車に積み込むなら負担は少ないでしょう。何より快適さを追求するなら見逃せないマットです。
●収納サイズ：66×18cm
●厚さ：10cm
●重量：2.5㎏
●R値：11.4
●材質：50Dポリエステルストレッチニット（表面）・75Dポリエステル（裏面）
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驚きの収納サイズ！ニーモ「ローマー エクストラロングワイド」
高品質なテントやシュラフでおなじみの「ニーモ」。人気スリーピングパッド「ローマー」のエクストラロングワイドは、10.5cmの厚みに長さ2ｍ超えのビッグサイズ。車内スペースにぽふっと置けば、いきなりベッドが完成。
空気注入はセミインフレータブル式。自動的にある程度まで膨らんだら、微調整バルブで好みの硬さ、フィット感に指一本で調節できます。気になるR値は6と、こちらも冬期使用でも十分なスペック。
また「ローマー」は、厚さ10cm超えマットの中でも収納サイズが小さい点も隠れたおすすめポイント。画像右端のエクストラロングワイドでも、一般的なウォーターボトルと比べてみるとコンパクトさが一目瞭然。
コーナー（角）に装着されたトグルフックで連結できるので、複数を車のサイズや人数に合わせて使うのも便利です。装備に加えておけば、冬キャンプのテント内でも使いどころがありそうですね。
●収納時サイズ：φ26×38cm
●厚さ：10.5cm
●重量：2.34㎏
●R値：6
●素材：50D /75D PUストレッチポリエステル
●付属品：専用スタッフサック、コンプレッションストラップ、リペアキット
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収納サイズが少し大きいけれど、寝心地と展開時のサイズが素晴らしい！
出典:
Amazon
2kgを下回る軽さ！シートゥーサミット「コンフォートデラックスS.I.マット」
「シートゥーサミット」はオーストラリア発のアウトドアメーカー。「コンフォートデラックスS.I.マット」はカーキャンプのニーズに合わせて展開されている、まさに車中泊用のインフレータブルマット。
注目はマット内部を台形にくりぬくシートゥーサミット独自の仕様。厚さ10cmの十分な厚みとＲ値5.2を保持しつつ、2㎏を切る軽量化（サイズ：レギュラーワイドの場合）を実現しています。
バルブ部は、組み合わせ方で空気流入と調整、密封、排出の4パターンを使い分けられる2つの多機能キャップ付き。使い始めから圧縮収納時までユーザビリティにあふれた仕様なっています。
サイズは1人用183×64cmのレギュラーワイドから最大サイズ201×115cmのキャンパーバンサイズまで4種類。細かな工夫がたくさん詰まった、使い勝手の良い車中泊マットです。
●収納時サイズ：φ21×65cm
●厚さ：10cm
●重量：1.84kg
●Ｒ値：5.2
●材質：35Dストレッチニット（表地）・75Dファブリック（裏地）
●付属品：専用スタッフサック
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厚さ、驚きの20cm！コールマン「アドベンチャー エクストラデュラブル エアーベッド」
ここからは「エアーベッド」タイプのおすすめマットを紹介。「アドベンチャー エクストラデュラブル エアーベッド」は、コールマンのラインナップの中では珍しい車中泊をターゲットにしたアイテム。
厚みは本記事最高、段差や凹凸をすべて吸収する圧巻の20cm。サイズ的にミニバンの後部にすっぽりはめ込めば、車内がフラットなふかふかマットの就寝スペースに。
波打ち形状のマットは肌触りがよく、伸びにくさと破れにくさを持つ素材を使用。コールマンの同サイズエアーベッド比で、パンク（に対する強度）性能が47％もアップ。金属の露出部分が多い車内でも安心です。
自動膨張のインフレータブルマットではないので、エアーポンプは必須。サイズ大きめなので、エアー注入と排出の両機能がある電動ポンプを準備しておくのがベスト。空気入れと撤収がグンと楽になります。
●収納時サイズ：（約）約36×30×9cm
●厚さ：20cm
●重量：3.2kg
●R値：－
●材質：70Dポリエステル、PVC
●仕様：ダブルロックバルブ・ロール式収納
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車中泊用に購入。
ピッタリなサイズのが欲しく、
こちらにしました。
厚みがあるので乗り降りが大変ですが、
寝心地はよいようです。
出典:
Amazon
重量：約330g
使用電源：単1乾電池×4本（別売）
仕様：空気注入・排出
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キャンプで使うエアベッドを膨らませる為に購入しました。
これがあればダブルのエアベッドを膨らませるのに1分かかりません！！
炭の火起こしの送風機として使用する事も出来るので、便利です！！
出典:
Amazon
SUVなら狙い目！メイタン「車中泊ベッド」
SUVやRV車のユーザーにはこちらメイタン「車中泊ベッド」がイチ押し。寝心地の良い厚さ12センチの大判マットは、ゴージャス感も漂いますが、実勢価格で8,000円台前後も多くコスパも良好。
マット自体が頭部、上半身、下半身の3セクションに分かれているのが他のマットにはない大きな特徴。前方シートに立てかけて、リクライニングベッドのような傾斜をつけて敷く使い方も可能です。
また、電動エアーポンプが標準で付属しているのもうれしいポイント。空気入れはポンプをセットして約5分で完了。マットの重さも3㎏ちょっとなので女性や子供さんでも簡単設置OKです。
車内に装備しておけば、車中泊だけでなく、長距離ドライブのお供に、アウトドアマットにと活用の場はいろいろ。SUVキャンパーの方なら見逃せない狙い目マットです。
●収納時サイズ：30×25×12cm
●厚さ：12cm
●重量：3.3kg
●R値：－
●材質：PVC
●付属品：DC12V車専用電動ポンプ・エアーピロー×2
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さすがにエアーマットだけはありますね～、寝心地抜群です（温かいです）。
セットアップも電動エアーポンプが標準同梱されていて助かっています（アッと言う真にセット完了です）。
出典:
Amazon
動画でもチェック！
今回紹介した「ニーモ」と「MEITAN」のマットは、CAMP HACK公式YouTubeチャンネルでもレビュー動画を配信中。実際にSUV車で使ってみたリアルな使用感と感想はいかに？ 動画でもチェックしてみてください。
CAMP HACK公式チャンネルではアウトドア情報を随時配信中。チャンネル登録もぜひ！
【おまけ】こんなアイテムも便利
後部座席の専用マット
車中泊アイテムには、後部座席の足元を埋めて寝そべりスペースを作るアイデアマットも。縦サイズは車幅分になりますが子供なら十分。大人でもドライブ中の仮眠や休憩でゴロリと横になって休むのに重宝しそうです。
SUVやRV車はもちろん一部の4ドア普通乗用車にも使えますが、走行中の使用はNG。マットの上に座っていても、シートベルトを正しく装着できていないと道路交通法違反なのでご注意を。
●収納時サイズ：28×33×13cm
●重量：2.4kg
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段差を攻略せよ「スキマクッション」
シートを倒した時の段差だけ埋めて、あとは手持ちのマットや気合で乗り切るぞという方は、手軽な「スキマクッション」を使うという手も。倒した背もたれとシートの間にできる大きな段差を埋めてくれます。
主にミニバンやワンボックスの3列シート車向けの商品です。車種によって幅や段差の高低差はまちまちなので、選ぶ際はサイズや対応車種の確認はくれぐれも念入りに。
●素材：難燃性合皮レザーまたはラッセル生地・高密チップウレタン
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凸凹克服は厚みがカギ！車中泊マットで快適睡眠
車中泊にはマットが必需品。ただし「アウトドア用のマットならなんでもいいや」はNG。車内の段差、凸凹を上手くカバーするマットを選ぶのが快適な車中泊の秘訣です。
もちろん厚み以外のコスパやサイズ、断熱性などプラスアルファのチェックも大事。車種や使用シーンにピッタリ合うマットを選んで車中泊を楽しんでください。
Source: nap-camp