【人気すぎて一時完売も!】テンマクデザインの超軽量焚き火台「男前ファイアグリル」を徹底レビュー

オールチタン焚き火台「男前ファイアグリル」

こちらがテンマクデザインから発売された「男前ファイアグリル」。東京都水道橋のアウトドアカフェ「BASE CAMP」の代表であるA-suke氏が開発し、テンマクデザインからリリースされました。

軽量・コンパクト・組み立て簡単・調理しやすい……と全方位で評判。おまけにオールチタン製ながら1万円以下で手に入るというコストパフォーマンスの良さも衝撃的で、入荷待ちになるほど人気を集めています。

総重量493g!話題沸騰作の現物レビュースタート


筆者も現物を購入しました。噂には聞いてましたが、余裕で片手で持てるサイズの「男前ファイアグリル」。ご覧の専用収納ケースが付属します。

公式サイトで商品写真を見た印象よりも、実際手に取るとその軽さに驚きました。屈強なビジュアルを知っているからか、約493gという総重量も覚悟した手応えよりも軽く感じられます。

中身を取り出しました。内容物は折りたたまれた本体、ゴトク、サポートバー(2本)です。ゴトクとサポートバーは、折りたたんだ状態の本体内部に格納しておくことができます。

組み立てはほとんど一瞬


それではさっそく組み立ててみましょう。



評判通りの簡単さをご確認ください。板材は広げるだけだし、脚部分は交差させてぐるっと回してやるだけです。

分離されているパーツもないので「何かの向きを間違えて取り付ける」といった状況にも陥りません。

脚の根本には半円の切れ込みが入っており、そこが中心可動部の軸にピタッと収まる仕組みです。軸の接合部は六角レンチで締められるようで、愛用しているうちに開閉がゆるくなってきたら調整もできそうです。

ひとまず組み立ては完成です。このままの状態でも使用可能ですが、サポートバーを設置することで、耐荷重能力が向上するとのことです。

耐荷重をアップさせる付属「サポートバー」


こちらがサポートバー。V字型に展開された板材の、その中心可動部の負担を軽減します。

カチッとハマるような取り付け方法ではないので、いったん板材の広がり具合を狭くして橋渡しにし、板材を広げながら写真の状態に持っていきます。

サポートバーを取り付けることによって、耐荷重は4kgという力強いものに。またサポートバーにもチタンが採用されている贅沢仕様で、なんとなく気分がいいです。

すみずみまでじっくり見てみた


完成状態をじっくりと見ていきましょう。まず目を奪われるのが、チタンの美しさです。マットな光沢とチタンならではの色合いが、いかにも武骨で「男前」という表現がぴったり。素材だけでなく、無駄のないフォルムも男前ですよね。

テンマクデザイン×ベースキャンプのWネーム


板材には、テンマクデザインのロゴが刻まれていました。

そしてもう一方の板材には、開発者のA-suke氏が代表を務めるアウトドアカフェ「BASE CAMP」のロゴが。当焚き火台はコラボ製品ですから、両サイドにロゴが刻まれているんです。

ゴトクを設置しやすい仕様


板材上部のハンドルには、6つの切れ込みが等間隔に入れられています。これは何のためにあるのかというと……。

付属のゴトクがちょうどよくフィット。3本のフレームで構成されるゴトクなので、4パターンのポジション取りが可能になります。またゴトクは両端が閉じられているので、いずれかの方向にズレて落下する危険がありません。

軽量性は申し分なし


小指に全身全霊の力を集中させているわけではありません。本体だけの重量はたったの415gですから、大げさでも何でもなく、指一本で持ち上げることができてしまいます。

この軽さは、ツーリングキャンプやバックパックでの移動で非常に助かりますね。

軽い=サイズが小さい…という訳ではない!


火床のサイズもチェックしてみましょう。大きさの参考までに28cmのエリッゼステークを、サポートバー上に橋渡しで載せてみました。手前の薪は30cmのものですが、角度をつければ難なく燃やすことができるでしょう。

キャンプ場でよく売られている、40cm級の薪をくべる時には片側のサポートバーを外すなどの一工夫が必要ですが、そもそも「男前ファイアグリル」には現地で拾ったワイルドな薪が似合います。

ゴトクと同時に「男前グリルプレート」も焚き火台と相性抜群です


焚き火台にあわせて兄弟アイテムと言っていい「男前グリルプレート」を用意したところ、ゴトクと同時に載せることができました。こちらもテンマクデザイン×BASE CAMPのコラボ製品で、使い勝手とリーズナブルな価格が高く評価されています。

ソロキャンパーに絶大な人気を誇る「男前グリルプレート」


せっかくなので簡単に「男前グリルプレート」も紹介しましょう。グリル本体とハンドルで構成され、それぞれを収納するコットン製のケースが付属します。


ハンドルはこのように差し込んで使用します。差し込むための穴は2ヶ所。調理中はハンドルを外しておかないと熱くなって危険ですから、ハンドルの脱着は非常にスムーズに、簡単に行える仕様です。



この鉄板は裏面がかっこいいんですよね。テンマクデザイン×ベースキャンプのWネームがエンボス加工されていて、かつ無数の突起がゴトクや薪を捉えることで、調理中のズレや落下を防止します。これで価格は1,980円(税抜)ですから、ヒットするのも納得です。

「男前グリルプレート」の詳細はこちら

実際に「男前ファイアグリル」で焚き火をやってみよう


実際に焚き火をしてみました。まずV字型の構造により、薪が組みやすいと感じました。板材の長辺を超える長さの薪でも、角度をつけて設置できます。

また風向きに応じて焚き火台の方向を変えることにより、「風が通り抜けてよく燃えるモード」「風が板材に当たって落ち着いて燃えるモード」の使い分けができました。

ゴトク&鉄板の使い勝手は上々


チタン製の付属のゴトクを使ってみましょう。写真のクッカーは直径105mmです。この程度の大きさのソロ用クッカーなら、2つを同時に載せることができました。

ちなみに直径20cm超えの大きなクッカーにも対応できそうでしたが、薪と合わせた総重量が耐荷重の4kgを超えないように注意する必要があります。

「男前グリルプレート」で肉を焼いてみます。さすが同ブランドだけあって、何ら工夫する必要もなく、美味しそうなステーキが焼き上がりました。グリルの表面が油を落とす構造になっているので、食欲のそそる焼き目がつきましたね。

薪の用意は面倒かもしれない



実際に焚き火をして思ったのは、大きな薪や一度にたくさんの薪の使用するには不向きであるということ。買った薪でも拾った薪でも、長さ30cm程度にカットし揃えることで快適な焚き火が楽しめます。
薪がはみ出した状態から燃やしながら短くしていく手もありますが、ラクチンな焚き火を望む方には、このひと手間が少し面倒に感じられるかも知れません。
そこがまた「男前」だという意見には、ぐうの音も出ないどころか同感です。

使い込まれて味が出る


焚き火を終えた状態がこちら。板材のチタンは当然、使うごとに変色していきます。こうした変化もまた焚き火台の魅力であり、世界にひとつだけの、自分だけの焚き火台に育てていく楽しみがありますね。

コンパクト性も調理も諦めたくないソロキャンパーに


記事の最初の方で、軽量・コンパクト・組み立て簡単・調理しやすい……と特長を挙げましたが、いずれもガチな長所でした。これらの長所のうち、1つ2つ上回る焚き火台は存在しますが、スイープできる焚き火台は思い出せません。特に組み立てタイムは圧倒的です。

人気ゆえただいま品薄状態ですが、コンパクトな焚き火台を探しているソロキャンパーは、入荷を待つ価値がありますよ。

テンマクデザイン「男前ファイアグリル」の詳細はこちら
WILD-1公式オンラインショップページはこちら
(現在品切れ中。次回入荷は2月上旬以降の予定とのこと)

動画でよりリアルな使用感をチェックしよう!

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Source: nap-camp