【プロが厳選】MAX6人まで対応できる!広々テント15選
人数多めのファミリーキャンプ。テントって、どう選んだらいいの?
ファミリー向けテントと言っても大きさや形は様々。家族の人数も3人と6人では話はまったく別で、「大人数ならではの選び方が知りたい」という方もいるのではないでしょうか?
その選び方、プロが教えます!
B.O.W代表取締役。アウトドア用品の輸入会社を経て、アウトドア専門のPRとして独立。撮影コーディネートからイベント運営まで多岐に渡って活躍し、“アウトドアの何でも屋”としても知られる。著書「キャンプ雑学大全2020」。
豊富な経験の中で様々なテントに触れてきた牛田さんに、大人数ならではのファミリーテントの選び方を教えていただきます。後半では価格帯ごとにオススメのテントも紹介しますよ!
まずは商品を決める前の3STEPから。失敗しないためにおさえておきたいポイントは要チェックですよ。
【1st STEP】どの形のテントにするか、キャンプスタイルで決めよう
ドーム?2ルーム?どれがいい?
たとえば開放感を重視しつつ自身の個性も出すには、オープンタープとテントの組み合わせがオススメです。
テントにはドーム型やティピ型など様々な形があります。それぞれのテントにメリットデメリットがあるので、まずは自分の理想のキャンプがどんなスタイルなのかイメージするのが良さそうですね。
同じ2ルームでもよりリビングの快適性を重視するならスクリーンタープとドームテントが一体になったタイプを選ぶなど、重視したいポイントから絞ると良いですね。
自然の中で過ごすキャンプは、急な悪天候に見舞われることも。小さい子供がいて安全性・快適性・便利性を優先するなら、この辺りは重要になってきます!
【2nd STEP】優先したいポイントで絞り込んでいこう
ポイント① 設営:年齢の低い子供が多いほど短い方が◎
小さいお子さん連れの場合は見守りも必要。手際と居住性のバランスを考えて選ぶことも重要です。
居住性と設営の簡単さを比較するのは難しく、正直どちらも譲りたくないところではありますね。しかし、小さいお子さんの見守りの必要性を考えると、設営に自信がない方は簡単さ優先が良さそうです。
下部周囲をペグダウンし、ポールを入れれば完成です!
とくに大型になればなるほど風の影響を受けやすく張り綱も必須になるので、ワンポールのような非自立式テントと比べて大差はありません。
最初は取扱い説明書やメーカーの設営動画と睨めっこしながらとなりますが、何度か繰り返せば最初の苦労が嘘のように楽に設営できるようになりますよ!
設営が簡単と言われているワンポールテントでも、まったく初めてという場合はペグ打ちもどうしたら良いのか分からず戸惑うことも。最近では各メーカーがホームページで設営動画を公開していたりするので、事前に公園などで練習してみるのもひとつです。(但し公園によってルールがあります。テントの設営に関しては、事前に確認してから行ってください。)
ポイント② 積載:すべて積み込める車かどうか?
所有している車のトランクにすべてのギアが入るのか? またはルーフラックを活用しなければならないのかなども考慮しましょう。
意外と見落としがちなのが、収納サイズ。キャンプ場でテントを広げる以前に車に積載できなかった! なんてことにならないように、他のギアとの積み込みも想定しておきましょう。
ポイント③ 素材:季節性とメンテナンスの手間
特徴は通気性が良いこと。夏の暑い日はポリオンリーのテントだと日中はテントの中にいられない状況でも、T/Cモデルは通気しているので比較的快適です。
テントに使われている素材によっても、様々な特徴があります。天候や気温を考えてどのシーズンに行くことが多いか、どのくらいの頻度で行くかによって素材をチェックして選びましょう。
またTC素材が魅力でも、こまめにチェックしてメンテナンスするのは性格的に向いていなかったり、自宅が干せる環境ではない方には、扱いやすいポリエステル製が良いかもしれません。
ポイント④ サイズ感:他のギアとの相性はどうか?
所有している、もしくは購入予定のファニチャーの高さや大きさなどがマッチするかもイメージしておきましょう。
候補に挙げるテントと他のギアとの相性は、見た目はもちろんサイズ感もチェックポイント。ホームページなどにスペックの記載はありますが、インスタグラムなどSNSで実際の使用シーンを見るほうが、サイズ感がイメージがしやすいかもしれません!
【3rd STEP】最終的には予算と相談しよう
気軽に買い替えできないテント、じっくり検討を
設営・積載・素材など諸々の条件で検討しつつ、あとは予算とのバランスで本当に気に入ったものを選ぶといいでしょう。
テントはサイトのメインであり要なので、本当に気に入った物を選びたいですよね。「キャンプに必要なギア一式を総額いくらで揃える」と予算を決めてから欲しいテントの価格を引いて、残りの予算で他のギアを揃えるというやり方もひとつです。
アフターフォローも重要!
アウトドアで使う道具なだけあって耐久性は重要視したいところですが、良いものであっても使う環境次第でどうしても破損は起きてしまうもの。そんなときに備えて、アフターフォローは手厚い方が安心です。
そもそもアフターフォローはあるのか、ある場合は購入後どれくらいの期間まで有効なのかはメーカーによっても違うので、そこも確認しておくと良いですね。
たとえばスノーピークは全製品永久保証。初めて買うテントに何かあったら……という不安も解消してくれるこのサービスも、ビギナーに人気の大きな理由です。
3STEPをクリアしたら、いよいよテント選び!
ここからは具体的にオススメのテントを牛田さんが紹介。5万円・10万円・15万円前後のラインナップになっているので、予算に応じて検討してみましょう。
5万円前後でオススメはこちら
① スノーピーク アミニティードームL
入門テントの代名詞「アミニティードーム」の5~6人モデル。前室も広めなので雨もよけられます。このスペックで5円万以下、さらに保証もしっかりしているのは嬉しいですね。
快適性と耐久性を追求したスノーピークの入門テント。色分けされたフレームエンドによって設営がしやすいうえ、フロントパネルを跳ね上げて広々としたリビングスペースを確保することもできます。
●重量:9.8kg
●材質:フライシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング 1800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工 インナーウォール/68Dポリエステルタフタ ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1800mmミニマム フレーム/ジュラルミンA7001+A6061(φ12mm+φ13mm+φ14.5mm)
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② コールマン タフワイドドームV/300 スタートパッケージ
コールマンのロングセラーテント「タフワイドドーム」の5~6人用新作モデル。設営が簡単で、同ブランドのタープやスクリーンとの連結も容易になっています。
リモデルされた2021年最新作はオリジナルのベントフレーム設計でテントの壁が立ち上がり、広い室内空間を確保できます。インナーテントとグランドシートまで付属で付いてくるのは嬉しいポイントですね。
●収納時サイズ:約23×25×72cm
●重量:約11kg
●素材:フライ/75D ポリエステルタフタ
インナー/68Dポリエステルタフタ
フロア/210Dポリエステルオックスフォード
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③ サバティカル ギリア
アウターフレームなので、雨天時でもインナーを濡らすことなく設営が可能。4万円台にして2人用と5人用2種類のインナーが付いているところもポイントです!
2人用なら2ルームテント、5人用なら前室付きのテントというように人数に合わせた使い方のほか、インナーテントを取り外してシェルターとして使えます。
商品詳細はこちら
④ テンマクデザイン サーカスT/C BIG
この大きさ、そしてT/C素材で5万円以下! 土間仕様でコット寝もできますし、別売りのフロアを敷けば広い空間ができあがります。
テンマクデザインの代表テント「サーカスT/C」のBIGサイズ。大型ワンポールテントで広々空間、テントの素材にはTC素材を採用しています。別売りのインナーを利用すれば大きな土間を確保しつつ、大人4人が寝られる広さです。
●重量:本体 11,386g ポール 3,246g 収納袋 454g アクセ 290g
●素材:コットン混紡生地
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⑤ ハイランダー A型フレーム グランピアン
A型(二又)フレームにすることで、居住性を高めたモデル。シェルターなので土間やお座敷スタイル、昨今流行のカンガルースタイルを検討されているファミリーにもオススメです。
一般的な2ポールシェルタはポールが邪魔になってしまうところ、A型フレーム採用でデッドスペースを解消! 側面からの出入りもしやすく、多彩なアレンジを楽しめます。
●収納時サイズ:約W67×H35×D35cm
●重量:約14.2kg
●素材:ポリエステル75D/耐水圧:1500mm
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10万円前後でオススメはこちら
① スノーピーク ランドブリーズ6
何といっても、強風でもビクともしないよう設計し尽されたフレームデザインが魅力。前室もしっかりと確保されており、後面と後面サイドを開ければ開放的な空間ができあがります。
大型でありながら強固なフレームワークで、 耐風性を確保した6人用テント。前室の出入り口のみならず後室の大型パネルにもメッシュ素材を採用しているので、室内空間を快適にしてくれます。全周にマッドスカートが付いているのも嬉しいポイントです。
●収納時サイズ:75×23×27(h)cm
●重量:9.8kg
●素材:フライシート/75Dポリエステルタフタ
マッドスカート/210Dポリエステルオックス
ボトム/210Dポリエステルオックス
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② ogawa オーナーロッジ Type52R T/C
日本を代表するテントブランド・ogawaのフラッグシップモデル「オーナーロッジ」。安心のスチールポールで重たさはありますが、設営は非常に楽。T/C素材で通気性も抜群です。
おしゃれなルックスと設営のしやすさはそのままに、TC素材採用で快適性もアップ。全方向にメッシュが完備されているので様々なシーズンに対応してくれます。
●収納時サイズ:84x30x44cm
●重量:約18.7kg
●素材:フライ:ポリエステル210d T/C
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③ ogawa グロッケ12 T/C
ワンポールテントのデメリットであるデッドスペースを、下部72cmの立ち上がりで克服したグロッケ12。テントは広々とした寝室メインで使うなら、別売りのタープとの連結でリビングスペースをさらに拡張できます。
基本構造はワンポールテントと同じベル型テントなので、設営が簡単な5~6人対応テント。側面が立ち上がる仕様で居住空間も広く、TC素材のと側面のメッシュによってテント内を快適にしてくれます。
●収納時サイズ:80×35×33cm
●重量:約14.7kg
●素材:フライ/TC ポリエステル210d
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④ サバティカル アルニカ
付属しているインナーは4人用ですが、大人2・子供3は優に寝ることができるサイズ。インナーを付けていてもリビングエリアはかなり広いので、コット寝もできますよ。
4人用のインナーテントが付属した2ルームテント。ブリッジフレームを追加することで、強度と剛性に優れたフレーム構造を実現しています。全面にメッシュを備え、サイド・フロントともにはねあげ可能。様々なアレンジスタイルを楽しむことができます。
商品詳細はこちら
⑤ MSR ハビチュード6
山岳がメインのブランド「MSR」が作り出したファミリーテント。独特なフレームデザインは山岳で培われた耐風性を考慮されたデザインになっています。
6人まで収容可能な大型テント。天井が高く側面が真っ直ぐ立ち上がっているので、腰を曲げることなく立つことができます。大きいサイズのテントですが、丈夫なポール構造で悪天候でも安心して使用できるのは流石のMSRです!
●収納時サイズ:58×25cm
●重量:6350g
●素材:フライ材質 68Dリップストップナイロン 耐水圧1,500mm ポリウレタン&DWR コーティング
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15万円前後でオススメはこちら
① スノーピーク ドックドーム Pro.6
アウターフレーム構造により、テントとしてもシェルターとしても使えます。大型の窓が周囲にあるのと天窓があるので、開放的で明るい室内空間が魅力です。
大人数向けテント・シェルターのロングセラーモデルとして人気なのが、ドッグドーム。耐久性の高いフレーム構造に冷気の侵入を防ぐマッドスカート、メッシュ仕様にもなる多くの窓が付いているなど、快適性が約束されたテントです。
●収納時サイズ:70×32×28(h)cm
●重量:12.8kg
●素材:フライシート/75Dポリエステルタフタ
インナーウォール/75Dポリエステルリップストップ
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② ogawa アポロン
ogawaのアウターフレーム大型トンネルテント。メッシュパネルは全開放可で、圧倒的な開放感が得られます。インナーを付けてもリビングスペースは余裕の広さ! 少し値段は上がりますが、T/C素材もありますよ。
特有のシンプルで美しい形状と大型メッシュが多くのキャンパーを虜にしているアポロン。見た目だけでなくフレームレイアウトや標準装備されたルーフフライがキャンプを快適にしてくれます。
こちらのオフホワイトカラーがTC素材。素材とカラーの違いだけでなく、フレームの強度やトリプルファスナーの採用、結露垂れ防止カバーなど細かなアップグレードもされています。
●収納時サイズ:80x45x35cm
●重量:23.0kg
●素材:フライ:ポリエステル210d
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●収納時サイズ:78×36×45cm
●重量:フライ:約15.7kg、ルーフフライ:約1.2kg
ポール:約8.1kg、付属品重量:約4.35kg
●素材:フライ/TC ポリエステル210d ルーフフライ/ポリエステル75d
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③ スプリングバー ハイライン スプリングバーテント6
小さな小屋のような可愛らしい佇まいとは裏腹に、独自のフレーム構造で屋根を構築し脚は2本と、じつは風にめっぽう強い構造になっています。キャンパス素材なので内部は快適です。
一見コンパクトですが、ファミリー向けに開発された6人用の大型テント。重量33kgと重さはありますが、幕をペグで固定して中央のバーで立ち上げるだけど設営は簡単です。
商品詳細はこちら
④ コールマン ウェザーマスター ワイド2ルーム コクーンⅡ
コールマンのフラッグシップ“マスターシリーズ”のモデル。超大型サイズで内部はゆったりながら、耐風性も考慮されたフレームワークで絶対的な安心感。
メッシュが多く配されていたり、雨の日に様子がわかるクリアウインドウなど細部の作り込みも素晴らしい一幕です。
コールマンのテントの中でも最高峰とされるマスターシリーズは、一生モノとして愛用するキャンパーも多い名品。その大きさだけではなく、結露対策や耐久性もしっかり追求されています。
商品詳細はこちら
⑤ ノルディスク レイサ6
コットンテントで有名な北欧ブランド「ノルディスク」のトンネル型テント。インナーテントは4人用・2人用と左右に分かれているので、リビングのレイアウトをはじめ色々な使い方ができます。
トンネルテントの先駆けとも言える、レイサ6。その汎用性はもちろん、スタイリッシュなルックスから大人数のファミリーに不動の人気幕です!
●収納時サイズ:70cm x 35cm
●重量:17kg
●素材:ポリエステル100%
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ポイントをおさえて、納得の一張りを手に入れよう!
今回はアウトドアのプロである牛田さんに、テントの選び方からオススメ商品までを紹介していただきました。大きさが様々で「どれが良いのか分からない」と迷っていた方も、牛田さんのチェックポイントを基に再度探してみると自然と欲しいテントが決まってくるかもしれません。
失敗しないテント選びで、楽しいファミリーキャンプに出かけましょう!
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Source: nap-camp
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