ミニマルワークス「シェルターG」を買ってよかった7つの理由と、2つの気になる点

ミニマルワークスの「シェルターG」

ミニマルワークスの人気テント「シェルターG」を購入レビュー

ミニマルワークスの「シェルターG」

今回紹介するのは、ミニマルワークスの中型ドーム型シェルターテント「シェルターG」。2021年の6月頃、日本での発売が開始されたテントです。

こちらのテントを買ってよかった7つの理由と、気になったポイントをレビューしていきます。

 

MINIMAL WORKSとは?
ミニマルワークスは、韓国で絶大な人気を誇るテントメーカー。そのクオリティとコスパの高さから、日本上陸後、瞬く間にユーザーが増えています。ヒットアイテムは、「Vハウス」「ジャックシェルター」などのドーム型シェルターや、コンパクトなギアハンガー「インディアンハンガー」。

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筆者が「シェルターG」を選んだ背景

ふもとっぱらキャンプ場のロケーション

筆者が「シェルターG」を選んだ一番の動機は、ふもとっぱらのような強い風が吹きがちなキャンプ場での使用に耐えるドーム型のシェルターテントを探していたことでした。

これまで使用していたコットン製の大型ワンポールテントでは雨撤収が大変、タープでは風に弱いという悩みを解決したかったのです。

とはいえヒルバーグ「アトラス」のような大型のドームテントは高額で手が出せないこともあり、予算10万円前後で、設営がしやすい中型サイズのものを探していました。

ミニマルワークス シェルターG

●サイズ:
使用時 350×300×170(h)cm
収納時 65×25cm
●重量:6.4kg

理由その1. 1人でも立てやすい構造とディテール

2本メインポールを入れただけで自立するので立てやすい

ミニマルワークスの「シェルターG」

「シェルターG」は、メインポール2本、サブポール2本で立てるドーム型のシェルターテントです。メインポールを2本通すだけで自立するので、1人でも設営しやすい作りになっています。

風が吹いているときはこの状態でペグを打っておくとさらに設営しやすいです。

ミニマルワークスの「シェルターG」

ポールはメインとサブで色分けされているので迷うことなく設営できます。ポールの一部がオレンジに着色されているのがメインポールの目印。

ポールをスムーズに抜き差しできるポールスリーブ

ミニマルワークスの「シェルターG」

ポールを通すスリーブは、ゆとりのある作りになっており、スムーズに抜き差しできます。この部分がタイトに作られていると、ポールを抜く際に途中でポールが抜けたりとストレスを感じることもあるのでありがたいところ。

ミニマム4本の少なめなペグダウン数

ミニマルワークスの「シェルターG」

必要なペグダウンの数については、無風時には最低4本で固定できるので、慣れれば約20分ほどで設営可能。強風時には、最大14本のペグダウンでしっかり風対策できます。

付属のアルミ製のVペグは8本のみで、風の強いシーンでは対応しきれない場合もあるので、長めの鍛造ペグやチタンペグを用意しておくのを推奨します。

理由その2. 風に強いドーム構造

ミニマルワークスの「シェルターG」

「シェルターG」はポール同士がクロスするポイントが6箇所ある、風に強いドーム構造です。強風時には、左右各2本、前後各1本、合計6本のガイラインをペグダウンすることでより風に強くなります。

生地についても、引き裂き強度と2000mm防水を備えた40デニールのシルナイロンを使用しており、台風でも無い限り必要十分なスペック。

弱点があるとするなら、天井の面積が広めなので、積雪による真上からの力には注意が必要です。そういったシーンに出くわした場合は、大きめのタープをテントの上に鋭角で張りましょう。

理由その3.大きな入り口で搬入搬出がしやすい

ミニマルワークスの「シェルターG」

「シェルターG」の優れたポイントは、大きく開くドアを前後に備えている点。天窓と合わせて多くの光を取り入れられ、タープのような開放感のある空間になります。出入り口が広いので、搬入搬出もスムーズに可能。

開いドアはラフに丸めて、テント下部のポケットに収納する方式。多くのテントのドアは綺麗にロールアップしてトグルで留めるものが多いですが、地味に面倒な作業なのでありがたいところ。ジッパーは前後ともに両開きなので、ドアを閉めた状態からの出入りもしやすいです。

Source: nap-camp