これで完璧!焚き火のやり方から必要な道具、場所、料理まで紹介!

焚き火

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【意味】そもそも焚き火とは

焚き火

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焚き火は、文字通り「火」を「焚(た)く」ことです。広義的には火を燃やすことも焚き火といえます。また、燃やしたときの火も焚き火といいます。

キャンプなどのアウトドアでは、木の枝や薪などを1箇所に集めて燃やすことが焚き火と表現するのが一般的です。

【歴史】50万年前からある焚き火

焚き火 夜

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焚き火は非常に長い歴史があります。世界でみていくと北京原人の遺跡にも数多くの焚き火の跡が残っており、日常的に焚き火を行っていたと推測されています。少なくとも50〜40万年以前から人類が焚き火を行っていたとのこと。

また、アフリカの洞窟では草木を燃やして獲物を食べた形跡が残されているようです。これは100万年前ともいわれており、焚き火の歴史が長いことがわかります。

【癒し効果】焚き火の魅力とは

心が落ち着く

焚き火を楽しんでいる男女

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焚き火の最大の効果は、心の安らぎ。暗闇の中で優しく光る炎とじんわりとした暖かさで私たちを癒してくれます。焚き火の炎を眺めながらゆっくりとする時間は何事にも代えがたいです。

暖を取ることができる

焚き火 車中泊

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夏場でも夜は冷えるキャンプ場。1年を通して、焚き火の炎はキャンパーたちの体を暖めてくれます。エアコンやストーブでは味わうことのできない焚き火独特の暖かみは、屋外活動でホッと体も気持ちも和らぐ瞬間を提供してくれます。

焚き火料理が作れる

焚き火料理

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焚き火は眺めたり暖を取ったりするだけではなく、火力を利用して料理を楽しむことも可能です。ワイルドに調理する焚き火料理は、非日常感があり、アウトドアならでは。本記事後半ではレシピも紹介するので参考にしてくださいね。

どこから始める?焚き火の準備

焚き火を楽しむためには事前準備が大事!といっても、道具を揃えることと場所探しだけですので、心配無用。それぞれのポイントをご紹介します。

まずは必要な道具を揃えよう

焚き火とランタン

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焚き火をするには、薪や火だけではなく様々なアイテムが必要です。

焚き火にマストな道具
●焚き火台
●焚き火シート
●着火剤
●火消し壺

道具は通販やホームセンター、アウトドアショップなどで手軽に購入可能です。

焚き火ができる場所を探そう

キャンプ場 コールマンのテント

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キャンプ場やバーベキュー場などは焚き火OKな場所が多いです。また、条件次第では公園や河川敷でも可能な場合があります。最寄りの施設などを調べてみましょう。

焚き火のルールを確認しよう

焚き火とテント

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道具が揃い場所が決まったら、今後は焚き火をする場所のルールを確認しましょう。

多くのキャンプ場では、直火(焚き火台を使わない焚き火)はNGとなっています。焚き火シートの有無や時間帯など、細かいルールを焚き火をする前にチェックしておくと良いでしょう。

覚えておくと便利!薪の種類

薪が積まれた様子

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焚き火に必要不可欠な薪。一口に薪と言ってもその種類は多様です。火のつけ始めに向いている木や、長く火をキープするときに適したものなどがあるので、その特徴を理解しておくと今後の焚き火ライフで役に立ちます。

燃えやすい針葉樹、長持ちする広葉樹

薪と斧

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薪の種類には「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があり、針葉樹とは葉の形が針のように尖って細くなった樹木であり、広葉樹は葉が手のひらのように大きく広がっている樹木のことを指します。

それぞれメリットやデメリットがあり、シチュエーションに応じて使い分けるのが良いでしょう。

●針葉樹:着火しやすいが、燃焼時間が短い
広葉樹:燃焼時間が長いが、着火しにくい

初心者でも大丈夫!焚き火の手順

道具を揃えて場所を確保したら、いよいよ焚き火が楽しめます!焚き火の手順を参考に、安全に楽しみましょう。

焚き火台をセットする

熾火状態の薪

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焚き火をする場所に向かったら、燃えやすいものがないか、人が通りやすい場所ではないかを確認。タープやテントも素材により燃えてしまうため、注意が必要です。

安全確認をしたら焚き火台をセット。焚き火台の下に焚き火シートを敷くと、芝生などの地面でも焼けないですよ。

焚き付けを準備する

松ぼっくりとファイヤースターター

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薪はすぐに燃えないため、焚き付けを準備しましょう。着火剤、新聞紙などを用意しておくと準備がスムーズ。用意した薪を細く割って焚き付けにしてもOK。ただし、ナイフなどで割くため、初心者は取り扱いに注意してくださいね。

着火剤と薪を配置する

焚き火 火が燃えている

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焚き火台の中央の一番下に着火剤を置いて、細い薪、落ち葉などを敷きます。このとき、空気の通り道を開けると火が付きやすいです。着火剤などを敷いたら、その上には中ぐらいの薪、大きめの薪と重ねてください。

着火して火を育てる

焚き火

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材料を敷いたらいよいよ着火! 着火剤付近に火を付けますが、すぐに終えるため手袋をしておきましょう。チャッカマンのような柄の長いライターを使うとより安全に着火できますよ。

中くらいの太さの薪が燃え始めると、炎も安定していきます。太めの薪が燃えて火力が足りないと思ったら薪を足すと燃え続けるでしょう。

焚き火の後片付け方法

焚き火を楽しんだ後はしっかりと後片付けもしましょう。面倒に思えても周囲への迷惑を考えて、きれいにすることが大事です。

理想は薪を燃やし尽くすこと

焚き火台の上で燃える薪

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焚き火は薪を燃やし尽くして灰を指定場所に捨てるか持ち帰って処分することが理想です。目安として、焚き火の終了(就寝時間など)の2時間前くらいから薪の量を調節してみるといいでしょう。

熾火(おきび)になってもそのまま放置しない

熾火状態の焚き火

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炎が高く上がらなくなった熾火の状態で、そのまま消えれば問題ないだろうと放置するのはNG。灰などが風で飛ばされて、周辺のものに引火する可能性があります。

また、キャンプ場などの施設ならば、近隣の利用者の迷惑になってしまいます。火が完全に消えるまでその場にいてください。

燃え残りは火消し壺に入れる

火消し壺に入った薪

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燃え残った薪、灰は火消し壺に入れて消火します。施設を利用しているときは、指定場所に捨てられることもあります。その場で捨てられないときは持ち帰ってください。

水をかけて消火するのはNG

焚き火 トライポット

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焚き火台の上から水をかけて消化したくなりますが、最も避けたい行為です。理由は燃えている状態の薪に水をかけると水蒸気が発生して、灰が舞う可能性があるからです。また、焚き火台が歪むことも…。

焚き火台は薪や灰を取り除き、本体が冷えてから雑巾などで汚れを拭きとりましょう。キャンプ場などの水場で洗うのは施設に迷惑がかかるため、帰ってから自宅で水洗いをしてくださいね。

おすすめの焚き火アイテム

焚き火 レンジャーストーブ

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ここからは、焚き火をする際に必要な道具のおすすめを紹介!ご自身の用途に合わせて選んでみてくださいね!

Source: nap-camp