【ワークマン新作】上位モデルが登場!真冬もOKと噂の格安シュラフ(寝袋)を比較してみた

アイキャッチ撮影:編集部 記事中画像撮影:筆者

ワークマンの人気寝袋が進化

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

コンパクトかつ使い勝手の良い寝袋として、筆者が愛用しているのがワークマン「フュージョンダウンシュラフ」。

2022年春に発売された商品なのですが、価格7,800円というコスパの良さと、キャンプの中〜上級者でも満足できる機能性が非常に人気で、欠品が続くほど。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

そんな注目シュラフにこの秋冬、2種類の新モデルが追加されました。どうやら前作と比べて保温力がアップし、冬キャンプでも使える性能に進化したのとこと。

これまた売れ切れ続出になりそう……と思いつつ、今回は前モデルと新モデルを比較してみました。

新作のスペックをチェック!

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

左から「1200フュージョンダウン+シュラフ」「アルミフュージョンダウン+シュラフ」「フュージョンダウンシュラフ」

今回、新たに発売されたのがアルミフュージョンダウン+シュラフ1200フュージョンダウン+シュラフ」。

どちらも従来品の「フュージョンダウンシュラフ」のアップグレード版として開発されたもの。

中綿はダウンジャケットにも使われているフュージョンダウン。ダウンと化繊を混ぜたワークマンの独自素材です。

アルミフュージョンダウン+シュラフ

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

●価格:9,800円
●快適温度:
5℃
●使用可能温度:
0℃
●重量:
1.3kg
●収納サイズ:
63φ×36cm

「アルミフュージョンダウン+シュラフ」はその名の通り、従来品にアルミプリント加工が施されたもの。

「ブラックアルミ」という独自素材を裏面に貼り付けることで、保温性能を向上させています。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

価格は前作より2,000円アップしていますが、それでも1万円以下。快適温度は5℃と秋キャンプなら十分ですが、真冬だと少し厳しいかなという印象です。

1200フュージョンダウン+シュラフ

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

●価格:12,800円
●快適温度:
1℃
●使用可能温度:
-5℃
●重量:
1.6kg
●収納サイズ:
69φ×38cm

「1200フュージョンダウン+シュラフ」は中綿の量をより多く使った上位互換モデルです。

従来品に使われていたフュージョンダウンの量は600gでしたが、本モデルではその2倍となる1,200gを充填。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

撮影:編集部

実際に触ってみても「たっぷり詰まっているな」感があり、シュラフ内で冷えがちな足元部分も中綿だけで膨らむほど。

快適温度は1℃と、場所によっては真冬のキャンプでも使えそうです。価格はシリーズ最高値の12,800円ですが、良コスパなことには変わりないです。

ここが変わった!進化した機能

ファスナーが止水ジップに

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

撮影:編集部

2種類の新作シュラフを触っていてまず気がついたのが、ファスナー部分。普通のファスナーと異なり、止水ジップ加工が施されていました。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

撮影:編集部 ※新作2モデルとも止水ジップ可能が施されていました。

ファスナー付近はどうしても中綿を詰めることができないので、冷気がダイレクトに入ってきやすくなります。

その対策に止水ジップを用いることで、防風性をあげ隙間を少なくしているとのこと。

 

ネックバッフルが搭載

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

他にも保温性を上げる機能としては、新たにネックバッフルが搭載されています。冷気が入ってきやすい首周りをガードすることで、寝袋内に暖かい空気の層を作りやすくします。

驚いたのは、中綿の量。低価格帯のシュラフでは名ばかりのネックバッフルが多いなか、ここまでしっかり作り込むのはさすがワークマンです。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

撮影:編集部
ちなみに、しっかりとドローコードもついています。フード部分を絞ることですっぽりと頭を覆うことができます。

実際に使ってみた感じたこと

サイズ感はややアップ

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

キャンプに行くとき、筆者はシュラフをなるべくコンパクトにして運ぶ派なので、収納袋のパススルーベルトを思い切り締めてみました。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

左から「1200フュージョンダウン+シュラフ」「アルミフュージョンダウン+シュラフ」「フュージョンダウンシュラフ」

高さはベルトで締めれば3つとも同じぐらいのサイズに。直径は中綿の量に比例して大きくなりますが、「アルミフュージョンダウン+シュラフ」は裏地にアルミプリントを貼っているためか、中綿量のわりにサイズが大きめな印象です。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

重さに関しては、「1200フュージョンダウン+シュラフ」のみ多少ずっしり感じます。

総じて、旧モデルと比べるとサイズ感はアップしており、山岳用ダウンシュラフなどと比べるとコンパクトさにはどうしても欠けてしまいます。

信頼性はあるけど真冬は注意

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

秋口のキャンプで実際に寝袋を使ってみましたが、体感的にはどれも暖かく感じました。

表示されている快適温度に関しては、有名アウトドメーカーも採用しているISO23537という国際規格に準じているので、個人差はあるものの数値の信頼性は高いといえます。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

しかし真冬に使うなら注意が必要そうです。キャンプ場の中には氷点下に達する場所もあり、そうなるとこの寝袋ではやや力不足。

別売りでフリース素材のインナーシュラフもリリースされているので、対応温度を下回りそう場合は併用するといいかもしれません。

アルミプリントの肌触りが気になる

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

気になった点としては、「アルミフュージョンダウン+シュラフ」の肌触り。

衣類の裏地にも使われている素材なので、悪くはないのですが、他のモデルと比べるとビニールっぽい質感です。

透湿性が低いのであれば、薄着で寝袋に入る人は汗でベタつくかもしれません。

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

また、今回はマーブルアイボリー色を使ってみましたが、色合いが淡いからか中綿が透けて見えます。バリエーションでオリーブもあるので、透け感が気になる人はそちらを選ぶといいでしょう。

コスパに優れた入門編ダウンシュラフ

ワークマン 新作フュージョンダウンシュラフ

撮影:編集部

ワークマンのフュージョンダウンシュラフは化繊とダウンのハイブリット中綿を採用しており、収納時のサイズは化繊シュラフとダウンシュラフの中間程度。ただコスパは最強です。

キャンプでの使用はもちろんですが、安価でコンパクトなので災害用に家族分揃えておくのも良いかもしれません。

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Source: nap-camp