【これ知ってる?】繰り返し使える「スタッシャー」のキャンプ活用術

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

「スタッシャー」って知ってる?

stasher
出典:stasher

みなさん、「スタッシャー」って聞いたことありますか? スタッシャーは、洗って繰り返し使える“シリコン製”の保存バッグのこと。使い捨てプラスチックバッグの代替品として、アメリカのカルフォルニア州で開発された環境に優しいアイテムです。

スタッシャー スタンドアップ

●【商品サイズ】縦18×横21.6×マチ9cm
●【容量】1.6L
●【材質】シリコーンゴム
●【耐熱温度】250℃
●【耐冷温度】-18℃

パタゴニアからもスタッシャーが登場!

stasher patagonia
かねてからサステナブルな取り組みを積極的におこなっているパタゴニアからもコラボモデルが登場し、アウトドア界隈でもじわじわ認知されつつあるスタッシャー。

そこで今回は、パタゴニアで購入した「スタッシャー スタンドアップ(以下:スタンドアップ)」をもとに、スタッシャーの特長とキャンプ活用術をご紹介します!

パタゴニアとのコラボ製品についてはこちら

スタンドアップの特長をチェック

atasher
まずはスタンドアップの特長からチェックしていきます!

〈1〉加熱・冷凍OK! あらゆる調理方法に対応できる

スタンドアップとお皿に乗った料理
出典:Instagram by @patagonia.nagoya

スタッシャーの耐熱温度は250度、耐冷温度は-18度。湯煎で蒸したり、電子レンジで加熱したり、オーブンで焼いたり、多くの調理方法に対応します。冷凍もOKなので、作り置き料理の保存にも◎。

〈2〉自立するから使いやすい

スタンドアップ 横から見た様子
多くのスタッシャーは自立しないものが多いのですが、「スタンドアップ」はその名のごとく自立します。

slider image

slider image

{“pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000″,"direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300″,"animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0″,"loop":"true"}



マチは9cm。一辺が芯のように硬くなっているので、中身を入れて立てたときにも安定感があります。シンプルに見えて、実はかなり考えられているつくりです。

〈3〉密閉できるから液漏れしない

開口部分
独自のピンチロックシステムで密閉できるため、液漏れの心配なし。カレーなど汁気のある食品も入れておけます。

ちなみに密閉できるシリコーンバッグは、スタッシャーが世界初。たしかに、密閉できるシリコン製の袋って見たことなかったな……!

〈4〉口が開け閉めしやすい

開閉液漏れしないだけの密閉力があるので、使う前は「口の部分が固そう」なんて思っていたのですが、まったくそんなことはなく、とてもスムーズに開け閉めできます。

【余談】:最近は100円ショップでも数百円でシリコン製の保存袋が販売されていますが、ロックにスライドバーを使用するタイプで、スタッシャーのようにシリコンの本体そのものでは密閉できません

コスパのよさはかなり魅力的なんですが、結局スライドバーにプラスチックを使っていること、使いやすさを考えると、価格は高くなっても個人的にはスタッシャー派です。

〈5〉食洗機で洗える

説明書
スタッシャーは食洗機OK。しかも3000回洗えるテストをクリアしているとのこと。キャンプ中は関係ありませんが、自宅で食洗機を使っている方にとってはうれしいポイントですね。

〈6〉1.6Lの大容量

食パン4枚入れた様子
サイズは縦18×横21.6×マチ9cmで、容量は1.6L。液体でいえば500mlペットボトル3本分の容量があり、6枚切りの食パンなら余裕で4枚入りました。見た目以上に大容量です。

〈7〉100%天然素材で、環境にも人にも優しい

内側から手を透かしている様子
スタッシャーで使われているのはピュアプラチナシリコーンという素材で、哺乳瓶の先端部分や医療用チューブと同じもの。一般的なチャック付き袋より断然強度があるので、簡単には破れず、繰り返し使えます。

そもそもシリコンは土や岩石の中に多く含まれる成分。プラスチックのように熱した際にBPAなどの危険な化学物質が溶け出すことがなく、人にも優しい素材。食べ物を安心して入れておけます。

キャンプでの活用術4選

中に物が入っている状態
スタッシャーはキャンプでも大活躍。アウトドアではこんなふうに活用できます!

活用術〈1〉スパイス入れとして使う

中に物が入っている状態
自立するので、塩やコショウなど調味料を入れておくのにぴったり。調理中、さっと取り出せます。
スパイスを取り出している様子マチと高さがあるので、ほりにしのスパイスのような意外と大きめの瓶もすっぽり。

活用術〈2〉防水バッグとして使う

中に物が入っている状態密閉できるので、スマートフォンや充電器、おサイフや車の鍵など濡らしたくない小物の収納にも活用できます。水辺でのキャンプや、水遊びするときに入れておくと安心ですね。コレは野外フェスでも役立ちそう!

活用術〈3〉食品の保存で使う

味噌を詰めいている様子
キャンプで作った料理が余ってしまうことってありますよね。そんなときもスタッシャーの出番。鍋から移し替えれば省スペースでクーラーボックスに入れておけるし、あらかじめ家で作った料理を持ち込みたいときにも◎です。

活用術〈4〉調理で使う

湯煎している様子
スタッシャーは耐熱性のシリコンなので湯煎OK。そして湯煎できる=調理器具としても使えるということ。一般的なチャック付き袋やプラスチック製のタッパーでは湯煎できませんが、スタッシャーなら湯煎でき、さらに洗い物&ゴミも減らせるから本当に便利!
スタッシャーでしっとりよだれ鶏

出典:stasher

ちなみに、スタッシャーの日本公式サイトにはスタッシャーを使ったレシピがたくさん公開されているので、ぜひそちらも参考に。豚の角煮やローストビーフだって作れちゃいます。スタッシャーがあるとキャンプ料理の幅が広がりますよ!

公式サイトはこちら

色移り、におい移りはするの?

中に料理が入っている状態
キャンプでも家でも役に立つスタッシャーですが、気になったのが“色移り”と“におい移り”。

シリコン製品と聞くと、色移りしやすかったり、ものによっては未使用でもにおいがキツかったりと弱点があるのも事実。

わたしが購入したパタゴニアのサイト上の商品レビューにも「キムチを入れたら唐辛子の色が移り、漂白しても取れなかった。匂いも少し残った感じがする」といった内容のレビューがあり、気になっていました。

Source: nap-camp