キャンプで焼き鳥!仕込みと焼き加減を動画で解説&冷凍のおすすめも

仕込みや冷凍セットなどキャンプで焼き鳥を楽しむアイディア

記事中画像撮影:筆者 アイキャッチ画像作成:編集部

キャンプでの焼き鳥、仕込みは家で前日に!

下ごしらえされた焼き鳥の串キャンプ当日の朝はバタバタしていて、焼き鳥の準備どころではなかったりしますよね。そこで前日に準備して、袋に詰めて持って行くだけの楽な方法が断然オススメ。食材の量にもよりますが、1時間もかからない程度で簡単に準備できる方法がこちら!

食材を一口大にカットしておく

まな板に置かれた鶏もも肉と包丁鶏もも・胸・豚・牛などお好みのものを準備しましょう。手羽先などの変わり種があっても面白いですね!お酒好きな大人は臓物系も◎。
まな板に置かれたネギと包丁焼き鳥をするなら肉だけではなく、野菜も一緒に。ねぎまにしてもいいですし、好みの食材を串に刺すだけでも立派な焼き野菜に大変身!
バットに置かれたひと口大の鶏肉食材を一口大にカットしていきますが、このとき鶏肉の皮は下にするとカットしやすいですよ。ポイントは、なるべく同じ大きさに切ること。大きさが違うと焼き上がりにムラが出る原因にもなります。
ひと口大にカットされた鶏皮とモモと牛肉とネギ野菜も切り終わったら素材ごとに分けておくと、串打ちをするときに混ざらずに効率的です!

調味料と合わせてこねるだけ!自家製つくねもおすすめ

鶏ひき肉とネギと生姜余裕があるならつくねも作っておくと、味の変化を楽しむことができますよ。つくねなんて面倒……と思いきや、案外簡単にできちゃうんです。

材料

鶏挽き肉:200g

ねぎ:10cmくらい
酒:小さじ1
しょうゆ:小さじ1
すりおろし生姜:小さじ1
片栗粉:中さじ1

ねぎと調味料を入れ、挽き肉の粒がなくなるくらいまで混ぜるだけ! これでタネの完成です。

串打ち

準備ができたら串打ち。基本的には肉を串に刺すだけなのでそこまで難しくないですが、刺さりにくい食材もあるので勢い余って手に刺さないよう注意しましょう。

ポイント

✔肉は火があたりやすい先から大→中→小の順に

✔皮目を上にして赤みを挟み込むように
✔皮の向きはあわせる
✔串の1/2〜2/3くらいの位置に素材がくるようにする

お店の焼き鳥みたいに綺麗に刺すコツは、まな板に素材を並べてそのまま刺すこと。こうすると食材の中心を刺せて安定しますよ。

このとき串にアルミホイルを巻く一手間をかけると、串が焦げずひっくり返しやすくなりますよ。串を金属にすると刺しやすく再利用もできる、エコな金属串もおすすめです。
▼おすすめの串はこちらでチェック!

バットに置かれた串打ちされたつくねつくねも串に刺しますが、タネが柔らかくてうまくつかない場合や食中毒が心配な夏場は一度茹ででおくと安心です。

余裕があればタレも仕込もう!

焼き鳥のタレを青ネギで煮るせっかくのセルフ焼き鳥、タレも自家製だとより美味しい! 時間に余裕があったらぜひお試しいただきたいタレのレシピもご紹介します。

材料

しょうゆ:150ml
酒:50ml
みりん:50ml
砂糖:70g(黒糖・ザラメ・三温糖があればベスト)

ネギの青い部分:適量
はちみつ:大さじ2

<作り方>

① はちみつ以外鍋に入れる
② 沸騰して酒が飛んだら弱火する(5〜6分ほど)
③ 余熱が取れるまで冷ます
④ ネギを取り除きはちみつ入れてよく混ぜる
⑤ 容器に入れて冷蔵庫へ

余ったタレは焼きおにぎりに塗ったり、焼き鳥丼にかけたりしても美味しいので多めに作っておくと◎。使う分だけキャンプに小分けして持って行き、残りは生姜を入れて生姜焼きのタレにしたり、コチュジャンを加えて甘辛ダレしたりと万能! 家での料理にも大活躍の万能タレです。

ジッパー付きポリ袋に入れて、冷蔵または冷凍しておく

ジッパー付きポリ袋に入れて冷凍された手羽元

出典:PIXTA

下ごしらえの終わった串はジッパー付きポリ袋にまとめて入れ、出発まで冷蔵庫で保冷します。“タレ”にするならこのときに漬けておくと下味が染み込みますよ。漏れないようしっかり密封しておきましょう。

ちなみに夏場のキャンプなら冷凍庫で凍らせておくと、移動時に傷みにくく安心。他の食材や飲み物を冷やす保冷剤代わりにもなって一石二鳥です。

いざ!キャンプで焼き鳥スタート

火は中温がベスト

グリルの炉内で燃える炭まずは火の準備ですが、炭でも薪でも火加減は強すぎず弱すぎない中温がオススメ。でも中温ってどのくらい? 温度計がないと測れない……そんな時は「ミシシッピテスト」をやってみましょう!

ミシシッピテストとは
アメリカのBBQでよく使われる、温度計が無い場合でも温度を計れる方法。火の上20cm程度に手をかざして「ワンミシシッピ、トゥミシシッピ、スリーミシシッピ」と言いながら何秒間(何ミシシッピ)耐えられるか? で温度を計測する。

ちなみにアメリカでは「1ミシシッピが大体1秒」とカウントされるそうで、ミシシッピではなく秒数でもOK。温度の目安はこちら!

ミシシッピ 温度の目安
1〜3 かなりの高温( 230度以上)
4〜5 中温域(170~200度くらい)
6〜9 中低温(140〜170度くらい)
10以上 低温域(140℃以下)

焼き鳥には4〜5ミシシッピ耐えるくらいの中温域(170~200℃くらい)が適温。中温域で焼くと外はカリッと、中はしっとりでジューシーな肉汁が出るちょうどいい加減で焼くことができます。

塩は焼く前に振る

焼き鳥串に塩を振る火をおこしている間に、串に塩を振ります。下準備の仕上げに振っておいた方が楽なんじゃ? と思われるかもしれませんが、早すぎると水分と一緒に肉の旨みも逃げてしまい硬い肉になってしまいます。

塩加減は好みによって変わりますが、おすすめは先端強め、根本は弱め。先に食べる部分の塩加減が口に残るので、最後に食べる根本は弱めが◎。逆に同じ量にすると最後が塩辛く感じます。

さっそく焼いてみよう!

焼き鳥は網にひっつきやすいので、それを防ぐためにももなど脂が多い部位を先に焼くとくっつき防止に。網の中心に肉を置いて、好みの焼き加減まで焼きましょう。皮がある肉を焼く場合は皮面から焼くとカリッと焼き上がりますよ。

焼き加減は好みによりますが、鶏肉は中心温度を75℃以上で1分以上加熱する必要があるため気持ちじっくり焼くと安心。ただし、焼き過ぎも肉が硬くなって美味しくないので、いい具合を見極めて食べるようにしましょう。

タレは2度漬けすると香ばしさUP

焼き鳥串に刷毛でタレを二度漬けタレはお店のようにタレに焼き鳥をどっぷり浸したくなりますが、たくさんの量が必要になるのでハケで塗るのがオススメ
たっぷりタレがついた焼き鳥串一度肉を焼いてタレをつけて焼き、仕上げにタレを2度漬けして焼いて食べると香ばしさも出て美味しいですよ!

スパイスで味変も楽しい!

マキシムにほりにしなど④種類のスパイスここからはキャンプならではのアレンジということで、お気に入りのアウトドアスパイスをつけて味変をしちゃいましょう。今や定番スパイスの「ほりにし」から、ご当地限定のマイナースパイスまで、色々取り揃えておくと盛り上がりますよ。
ほりにしが振りかけられたねぎま串スパイスの他、わさびをつけて大人味にしたり梅肉を乗せてさっぱり味わっても美味しいですよ!
▼おすすめスパイスはこちら!

ほりにし

●内容量:100g

おすすめポイント!

●ガーリックのパンチがあるキャンプスパイスの王道にして定番

●お肉にかけてもサラダにかけても何にかけても美味しい

金のほりにし

内容量:100g

おすすめポイント!

●ほりにしのプレミアムバージョンでトリュフソルト入り

●トリュフの香りは熱を加えると飛びやすいので食べる直前が◯

▼ほりにしについて詳しくはこちら!

マキシマム

内容量:140g

おすすめポイント!

●肉といえばマキシマム

●スパイシーだけではなく旨みもたっぷり

バカまぶし 辛くないの

内容量:80g

おすすめポイント!

●文字通りばかみたいにまぶしたくなるスパイス

●クミンシードと旨味の効いた味がポイント

黒瀬のスパイス

●内容量:60g

おすすめポイント!

●スパイスに使われるハーブがタップリ

●脂身も爽やかになる

▼その他おすすめのアウトドアスパイスはこちら!

せっかくならたくさん焼いて“ご飯もの”も楽しんじゃおう!

焼き鳥と卵黄をのせた焼き鳥丼吞兵衛なら忘れちゃいけない最後の“締め”におすすめなのが、こちら。焼き鳥を串から外してご飯に乗せて、卵とスパイスを入れて焼き鳥丼に!
焼き鳥と焼きおにぎりのお茶漬けタレをおにぎりに塗って焼き、串から外した焼き鳥を乗せてお湯をさっとかけてお茶漬けに。あえて多めに焼いておくと、アレンジすることで焼き鳥を目一杯楽しめますよ。

ところで、焼き鶏をする“焼き台”はどれがいいの?

バーベキューコンロで焼かれているねぎま串焼き鳥をするなら焼き台を準備する必要ですよね。普通のBBQグリルを使ってもいいですが、焼き鳥をするなら焼き鳥専用の焼き台や便利アイテムがあるとさらに捗ります。ここからは肝心要の焼き台をご紹介していきます。

Source: nap-camp