Amazonで見つけた最長200cmのカーボン製ポールが、ソロキャンプを豊かにしてくれました

高さ200cm、カーボン製で軽量コンパクトなポールを発見!

ソロキャンパー、タープ、テント

徒歩ソロキャンパーの筆者。ニーモの2人用ドームテントに、スノーピークのライトタープ”ペンタ”シールドの小川張りスタイルでキャンプしています。

そして実は、使い勝手のいいタープポールを求めて、長い間迷子になっていました……。

伸ばせば頭上に十分なクリアランスが作れて、縮めれば愛用のソロキャン用キャリーケースに入る長さ。しかも徒歩で運べる軽量なもの、という厳しい条件がネックでした。

Amazonで見つけた2本セットのポール

ケメコのポール2本
そんなとき、Amazonで探し当てたのが、ケメコの「テレスコカーボンファットタープポール200」なる逸品。



Kemeko(ケメコ)



テレスコカーボンファットタープポール200cm 2本セット

素材 3Kマットカーボン/60アルミ合金
重量 約340g/1本
収納サイズ 約55cm
最大伸長 約200cm(+-30mmの誤差あり)
パイプ直径 2.2〜3.3cm
調節幅 無段階

主な素材は軽量で強度の高い3Kリアルカーボン。伸縮式で4個のツイストロックを緩めて伸ばせば、最長約200cm、収納サイズは約55cm。筆者の選定条件だったキャリーケースの内部に入る長さ「60cm以内」をクリアしています。

ポールの組み立て

注文していたポールが届いたので、期待に胸を膨らませながら荷造りし、実際にソロキャンプで使ってみました。

今まで愛用していた、ニーモの「アジャスタブルタープポールM」(使用サイズ150〜180cm)とも比較してみましたよ!

小川張りのタープポールとして使ってみた

ポールの長さ

ケメコのテレスコカーボンファットタープポール200のツイストロックを緩め、伸ばしてみました。

最下部の第1セクションの中に、第2〜第5セクションの4本のポールが格納されています。

タープに延長ベルトを接続し、後ろポールを立てる

小川張り

最長の200cmまでポールを伸ばし、ツイストロックをしっかり締めて固定。タープに延長ベルトを接続して後方のポール先端に引っ掛け、ロープと仮ペグでポールを立てます。

後方のポールはこのままに、次は前方のポールを立てていきましょう。

締めが甘く1箇所が段落ち!

ポールの段落ち

おっと! 前方のポールを立ててロープにテンションをかけた瞬間、ポールの中間部がガクッと1段落ちてしまいました。ツイストロックの締め方が甘かったようです。

ツイストロックを締め直す

気を取り直して再びポールを伸ばし、全てのツイストロックを点検して増し締めしました。筆者もそうなのですが、手の力のあまり強くない人は、最後に手首のスナップを効かせながらグッと締め込むといいようです。

今まで使っていた180cmポールと比較

ニーモの180、ケメコの200の収納状態は

NEMOアジャスタブルタープポールM

これまで便利に使っていた、ニーモのアジャスタブルタープポールMです。収納は3つ折り式、ショックコード内蔵でバラけません。先端ポールのボタンを下段ポールの穴に入れることにより、高さ150〜180cmの間で5段階に調整が可能。

ボタン式だから、使用中に緩んで段落ちすることもありません。ポール径18mmと細身ながら、強度のあるアルミニウム製。風速7m程度までは耐えた実体験があります。

Kemekoカーボンファットポール200

そして、新しく購入したケメコのテレスコカーボンファットタープポール200は、5段伸長式。先端に行くほど細くなります。

カーボン製の特徴である綾織の表面感になんとなく性能の高さを感じますが、実際はどうでしょうか。本体以外のパーツはアルミ合金製です。

では、この2種を使ってタープを立てたときの高さをみてみましょう。

ニーモの180cmは頭がつかえる……

ニーモのポール、180cm

モデル身長:150cm

最高部分が180cmあり、ずっと愛用していたとても優れたポールです。しかし、小川張りにしたタープはどうしても中心部がたわむので、小柄な筆者でも腰をかがめないと頭がつかえてしまうのが気になっていました。

タープの内側が朝露で濡れているときなど、通るたびに雫でびしょびしょになることも……。

ケメコの200cmは頭上にたっぷり空間がある!

ケメコのポール、200cm

たかだか20cmの違いですが、その差は歴然。

上部の空間が広く、風が爽やかに吹き抜けていきます。このクリアランスの下で過ごすのが楽しくなってきました!



Kemeko(ケメコ)



テレスコカーボンファットタープポール200cm 2本セット

素材 3Kマットカーボン/60アルミ合金
重量 約340g/1本
収納サイズ 約55cm
最大伸長 約200cm(+-30mmの誤差あり)
パイプ直径 2.2〜3.3cm
調節幅 無段階

高さ200cmはこんなにも広く明るい!

ローチェアに座ってコーヒータイム

タープの下、コーヒータイム

設営を終え、コーヒーを淹れてひと休み。小雨が降ってきたのでテーブルとチェアを奥に寄せたのですが、前方の空間に余裕があると、くつろぎ感の深さが全然違いますね。

後方のポールも今までより背丈があるので、テントの出入り口付近もちょっとかがめばいい程度の高さに保てています。

ランタンの届く範囲も広い

LEDランタンの光

タープポールの上方に、1,000ルーメンのLEDランタンを設置しました。より高い位置から照らせるので、明るい光が届く範囲がかなり広め。暗くなってからも安全に過ごせます。

ケメコの200のスペックをみる

ケメコの200、直径は?

ポールのボトム直径

テレスコ構造のポールは、最下部が太く、先に行くほど細くなります。実際の直径は、一番下のボトム部分が直径約33mm。がっしりと基礎を支えている印象です。

ポールのトップ直径
先端のポールは直径約22mm。設置してあるランタンハンガーはポール径20mm程度用です。少しきつめでしたが、問題なく使用できました。

風が出てきたので、タープのばたつきでポールが外れるのを防ぐ「ポールエンドストッパー」を先端に差し込みました。



コールマン



ポールエンドストッパー

材質 合成ゴム
内容 4個入り

ケメコの200、耐風性は?

ポールの耐風性

午後になってやや風が強くなり、タープが風に煽られ始めました。このときの風は風速約4〜5m。ポールの先の方がわずかにたわむものの、問題なく使用できました。

細い先端部を守るため、風が吹くときは上部のポールを1〜2段下げて様子を見る、さらに強風になりそうならタープをたたむなどの措置が必要です。

※強度のある素材ですが、カーボンの特性上、かかる力が限界に達すると、瞬間的に破断します。風の強さや風向きによるポールの曲がりに注意し、無理のない状態で使用してください。
※※カーボン製のポールは電気を通します。落雷発生時はすぐにたたんで使用を中止してください。

カーボン製ならではの軽さが魅力

指でひょいとつまんで持てた

ポールをつまむ人

立てれば200cmの高さが得られるとともに、やはり最大の魅力は2本の指でつまんで持てるほどの軽さでしょう。

ケメコポール重量

実際に重さを測ってみると、2本セットで682g(実測値)、1本341gと、350mlの缶ビール1本分より軽量です。これなら、持っていくビールをもう1本増やせるかな……。

収納にひと工夫

先端部の傷つき防止策

ポールエンドストッパーをはめる

ケメコのテレスコカーボンファットタープポール200には、収納袋等が付いていません。

先端のトップチップが曲がったり、どこかに刺さって傷つけてしまうのを避けるため、風があるとき用のポールエンドストッパーを付けたまま持ち運ぶことにしました。

セリアのケースがシンデレラフィットォ!

セリアの収納袋

また、表面の傷つき防止に、裸のままポールをキャリーケースに入れるのは避けたいもの。ちょうどいい収納ケースがないか探したところ、100均ショップのセリアで販売されている長尺物用のギアケースが、幅も長さもジャストフィット!

ケースは幅約8.5cm、長さは約60cmあるので、ポールエンドストッパーを付けたままでもすんなり収納できます。

ケメコの200は、徒歩キャンパーや軽量派におすすめ!

タープの下に立つ人
200cmの高さが望め、軽量でコンパクト。ケメコのテレスコカーボンファットタープポールは、荷物の重量をなるべく控えたいソロキャンパーや、シビア過ぎない軽量派のキャンパーにもおすすめです。

高さが無段階に調整できるから、テントやタープの高さ調節も思いのまま。ちょっとお値段は張るのですが、補って余りある利点が山盛りです。バラ売り190cmサイズもあるので、自分に合ったものを1本ずつ買い揃えていくのも手ですよ。

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Source: nap-camp